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松屋筆記
七十
漏刻、土圭、与清曰、今俗、登計伊おもて、時お量る器の総名とす、こはもと、漢土に、黄帝漏水器お製て、時刻お知事お教へしより、漢晋以来、其工巧お極む、梁の恵遠法師が蓮花漏(○○○)は、また一きは工夫おそへたる也、灯漏(○○)あり、沙漏(○○)あり、通雅〈十一巻〉に、灯漏の製伝はらず、沙漏は瓶に沙お貯るよしいへり、