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<meta name="keywords" content="古事類苑,方技部六,長短あり、是に於て一日お分ちて百刻とする法あり、是は一昼夜の刻数お平均したるものにて、春秋二分は昼夜各、五十刻と為し、夏至は昼六十刻、夜四十刻と為し、冬至は昼四十刻、夜六十刻とす、後世には又一日お九十六刻と為し、昼夜は長短の差お問はず、各四十八刻と為し、一時お分ちて上刻、下刻と為し、上刻お初一、初二、初三、初四の四刻と為し、下刻お正一、正二、正三、正四の四刻と為し、子の五刻以下お明日に属す、時刻お報ずるには、古来時には鐘お用い、刻には鼓お用い、守辰丁其任に当れり、将軍徳川家に在りては、時計役太鼓坊主などの設ありて、報時お司れり、江戸、大坂、長崎等には、時の鐘ありて、一般人民に時お報じ、其他諸藩に在りても、皆鐘鼓に由りて時お報ずるの設ありき、又寺院に在りては、往時は螺お吹く事ありしが、後世は専ら鐘鼓のみと為れり、漏刻の類に砂漏あり、砂漏は器の小穴より砂の漏洩するに依りて、時刻お知る法にして、冬時も水の氷結することなく、漏刻の如く時お失することなかりしと雲ふ、又香刻、晷刻など称するものあり、香刻は香の燃焼するに依りて、晷刻は日影の推移に依りて、時刻お知るものなり、時計は土圭とも書し、又自鳴鐘とも称して、西洋より伝来せしものなり、楼時計、釣時計、懐中時計等の別ありて、其精巧便利、往時の漏刻の比にあらず、支那に在りては、明の時既に之お輸入せられ、我国に在りても、足利氏の末造には、又既に之ありしものヽ如し、徳川幕府にては、天文台は勿論、諸侯士庶人も、亦往々此器お備へ、時計師、時計屋等も亦江戸長崎等に多く住居せり、,時計,耶蘇征伐記,三">
<title>方技部六|長短あり、是に於て一日お分ちて百刻とする法あり、是は一昼夜の刻数お平均したるものにて、春秋二分は昼夜各、五十刻と為し、夏至は昼六十刻、夜四十刻と為し、冬至は昼四十刻、夜六十刻とす、後世には又一日お九十六刻と為し、昼夜は長短の差お問はず、各四十八刻と為し、一時お分ちて上刻、下刻と為し、上刻お初一、初二、初三、初四の四刻と為し、下刻お正一、正二、正三、正四の四刻と為し、子の五刻以下お明日に属す、時刻お報ずるには、古来時には鐘お用い、刻には鼓お用い、守辰丁其任に当れり、将軍徳川家に在りては、時計役太鼓坊主などの設ありて、報時お司れり、江戸、大坂、長崎等には、時の鐘ありて、一般人民に時お報じ、其他諸藩に在りても、皆鐘鼓に由りて時お報ずるの設ありき、又寺院に在りては、往時は螺お吹く事ありしが、後世は専ら鐘鼓のみと為れり、漏刻の類に砂漏あり、砂漏は器の小穴より砂の漏洩するに依りて、時刻お知る法にして、冬時も水の氷結することなく、漏刻の如く時お失することなかりしと雲ふ、又香刻、晷刻など称するものあり、香刻は香の燃焼するに依りて、晷刻は日影の推移に依りて、時刻お知るものなり、時計は土圭とも書し、又自鳴鐘とも称して、西洋より伝来せしものなり、楼時計、釣時計、懐中時計等の別ありて、其精巧便利、往時の漏刻の比にあらず、支那に在りては、明の時既に之お輸入せられ、我国に在りても、足利氏の末造には、又既に之ありしものヽ如し、徳川幕府にては、天文台は勿論、諸侯士庶人も、亦往々此器お備へ、時計師、時計屋等も亦江戸長崎等に多く住居せり、|時計</title>
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<div id="V">耶蘇征伐記<br /></div>
<div id="N">三<br /></div>
<div id="V">大友由来附佐伯事人王百六代後奈良院の御在位天文二十年秋九月の頃、南蛮より耶蘇宗来り、平安に寺お建立し、本尊お天帝丸(せんすまる)と号し、念珠おこんたふと雲ひ、時計(○○)お仕懸、自ら時お知らせ、種々邪法お以て被悪、人民お欺惑し、邪法お説て一盲衆盲お引く、
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