[p.0787]
療治茶談続編
附言
家流の師伝に拠て、仲景の書お読みて、古方流と称する者も、窃に 東垣丹渓の法( ○○○○○○)お処し、素難お祖として 後世家( ○○○) と呼ぶ者も、却而手強く攻擊すること、全く道三翁、丹水翁、見宜氏友松子おはじめ、今代にいたるまで、医家の俊哲続て出、医学お一洗せしより、治療の工者、窮谷無人の地にいたり、已に禽獣に及ぶまで、横死お救い、天然お終ふこと有難き事なり、