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叢桂亭医事小言

支体浮腫( ○○○○)
一商人患疫、二三度下して愈と雲へども、余邪二三度聚りて再復す、後に戦汗して愈たれども、微邪のこりて余熱さつはりとせず、又紫胡加大黄にて漸く治したれども、日数延引してけり、食もなるに至りて、通身浮腫す、他に苦むことなし、身無微熱、行歩に力のなきのみなり、桂柀加苓朮湯お与へ、二三日にて腫消し、平復す、