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本朝医談
朝鮮韓継禧神応経序雲、日本釈良心、以神応経来献、兼伝其本国神医和介氏、丹波氏 治癰疽八穴注( ○○○○○○) 、これ文明五年の事なり、良心いふ、二百年前、両名医ありと、想に鎌倉将軍の頃に当るべし、誰なる事知べからず、神応経も彼国に絶たるお、本邦より渡してひろめしなり、良心法師の歌は、新続古今集に見ゆ、河上落葉といふ事お、湊川もみぢふきこす木がらしに山もとくだるあけのそぼ舟、作者部類、良心は左近将監秦久秋子と有、