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玉勝間

やいとう
文覚法師が、正治二年に鎌倉の将軍頼家朝臣に返り事におくりたりし書にいはく、あつきやいとうおねんじてやけば、やまひいえ候也といへる言あり、君とある人の、臣のいさめおうけいるべきたとへにいへる語也、やいとうといへること、めづらしくおぼえて、かきいでヽおきつる也、