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多聞院日記
永禄十二年三月朔日、小舌の秘針あり、左手の大指より四番目、小指より二番目のゆびのさきの、彼のすぢの丸くはりたる所お、そとは子やぶりて、血おたらして吸へば、やがてなおる也と、行賢坊得業の説、