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貝原養生訓

灸法〈○中略〉 灸に用る火は、水晶お天日にかヾやかし、艾お以下にうけて火お取べし、又燧お以、白石或水晶お打て火お出すべし、火お取て後、香油お灯に点じて、艾炷に其灯の火おつくべし、或香油にて紙燭おともして、灸炷お先身につけ置て、しそくの火お付べし、松柏枳橘楡棗桑竹、此八木の火お忌べし、用ゆべからず、