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倭訓栞
前編二十九末
まじなふ( ○○○○) 日本紀に厭およめり、圧と同じ、おす也、又 禁厭( ○○) おまじとも、まじなひやむるともよみたり、日本紀に呪禁師見えたり、韓退之詩に、詛師毒口牙といへり、蒼頡篇に、状合人心曰厭と見えたり、厭勝も禁術も同じ、素問に、移精変気論あり、○按ずるに、康熙字典に、厭は於琰切、別に魘に作るとあり、