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栄花物語
三十六根合
うち〈○後朱雀〉の 御にきみ( ○○○○) のこと、なおおこたらせ給はねば、いかにとむづかしうおぼしめす、御いたちのありさまなど、おなじことなり、日ごろのすぐるまヽに、なお みづなどいさせ給( ○○○○○○○○)てやよからんと申せば、そのさほうの御しつらひして、いたてまつる、いとさむきころ、たえがたげにみえさせ給、