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源氏物語
四夕顔
めのと〈○大弐〉にて侍るものゝ、この五月のころほひより、おもくわづらひ侍しが、かしらそりいむことうけなどして、そのしるしにやよみがへりたりしお、このごろ 又おこりて( ○○○○○) 、よはくなん成にたる、