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病名彙解

鵝口瘡( がこうさう) 俗に雲小児の したしとぎ( ○○○○○) なり、又 雪口( ○○) とも雲り、丹台玉案に雲、何お以てかこれお名づけて鵝ろと雲、鵝ろとは、満口皆白して、鵝の口中に似たることあり、俗にこれお雪口と雲、病源雲、小児初生、口裏に白屑起り、すなはち舌上に至て瘡お生ず、鵝のろの裏の如し、此胎あるとき、穀気お受ること盛に、心脾の熱気口に薫発するに因故なり、