[p.1220]
壒嚢抄

かさの類
疵( かさ) 痒( かゆし) 癭( ろ) 瘻( 同) 瘤( しいね) 附贅( ふすべ) 癬( ぜにかさ) 疻 ( うるむ) 疹( ひヾ) 皹( あかヽり) 〓 ( くちひヾ) 胗( 同) 黒子( はくそ/はうくろ) 痤 ( にきび) 痂( かさふた) 〓( かたね) 疥癩( はたけ) 眈目( いおのめ) 代指( つまはらみ) 〓〓( ちヽはくる) 風〓〓( かざほろし)
常に疼おひヾに用、是疹の字お誤る僻字也、又は胗と書、説文に雲、疼は徒冬反、疹之忍反、皮の外に小し起る病と注す、是ひヾ成るべし、冬ある故に疼おもひヾに用る歟、瘤おこぶとよむ、人のこぶ也、又は疣お用ゆ、馬のこぶには脊瘡と書く、瘤の字おば無痛腫お謂瘤と雲へば、こぶしいねは痛なき病なれば協へるよみ也、是等の字皆瘡の類ひ也、