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瘍科秘録

〓瘡( ○○)
〓瘡本邦にては已に すねくさ( ○○○○) と称し、多くは〓に発する瘡ゆえ、〓瘡と名けたるなり、又雁の来る頃より発して、雁の帰る頃には自から愈るゆえ、 雁瘡( ○○) とも 雁来瘡( ○○○) とも雲ふ、此病因お考るに乃淤血なり、