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倭訓栞
中編四加
かぶれ 漆瘡おうるしかぶれといふ、倭名抄に見え、職人歌合にも見えたり、気触の義也、又東鑑に 蚊触( ○○) と見えたれば、もと蚊に触て瘡疥お生するより名づけ初たるにやともいへり、或は痆およめり、集韻に痒也と見えたり、