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病名彙解

沸煉瘡( ほつらんさう) 病源に雲、盛夏の月、人の膚、腠開き、風熱に傷られやすし、風熱毒気皮膚おうつときは沸瘡お生ず、其状湯の沸が如し、軽きものは粟粒の如く、重ものは熱汗浸漬して瘡となる、因て以て名とす、世に呼て沸子とするなり、