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赤斑瘡弁考証

按に、唐瘡は麻疹余毒の発瘡の名にて、妙法寺記録に、永正十年、 麻疹( はしか) 世間に流行して後、たうもといふ大なる瘡流行せしよし記したるものなり、所によりて たうがさ( ○○○○) とも たうも( ○○○) ともよび、永正十年より十一年まで流行せしなるべし、