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続古事談
五諸道
もがさと雲病は新羅国よりおこりたり、筑紫の人うおかひける船、はなれて彼国につきて、その人ぐつりやみてきたれりけるとぞ、天平九年官符二、この病痢にならん時、にらきお煮て多くくふべしとあり、後の人かくしてしるしあり、それお雅忠、熱気のほどくひそめずば、熱気さめて後なおいむべしといひけり、されどくひておほくしるしありとぞ、