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栄花物語
四十むらさき野
そのとし もがさ( ○○○) といふことおこりて、ことにわかき人などいみじうやむに、春宮〈○実仁〉おもくわづらはせ給て、応徳二年十一月八日にうせさせ給ぬ、あさましくいみじう、ちかくはきこえぬことなりかし、