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百練抄
四一条
長徳四年、今年自夏至冬斑瘡流行、死亡者多、古老未見如今年者、
○麻瘡考に雲く、日本紀略に疱瘡お煩と見えたるは、麻瘡と疱瘡の差別おしらずして書しものなり、扶桑略記には、赤斑瘡と書し、百練紗には斑瘡と書せり