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嬉遊笑覧
八方術
又治脚麻法、如患左足、以草占左目上瞼、右亦如之、立止、又雲、以紙占鼻尖、これらも常に小児などの、しびれ京へ上れとてすることなり、草のちりお額の正中に占て、左右おいはざるは誤なるべし、不角が篗絨輪〈十一〉痒れも、京へ上れ、いんのこ、祇園の犬の子は、額に押すなれば、とり合せてかく作れり、又貫目には洩たる恋の重荷なり、まづしびれ琥珀同性、額に、塵お付るおいふなり、