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源氏物語
四十六椎本
三昧、けふはてぬらんと、いつしかと待聞え給、夕暮に、人まいりて、けさよりなやましうてなん、え参らぬ 風( ○) かとて、とかくつくろふとものする程になん、さるは例よりもたいめんこゝろもとなきお聞え給へり、