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栄花物語
一月宴
御門〈○冷泉、中略、〉 御ものゝけ( ○○○○○) 、いとおどろ〳〵しうおはしませば、さるべき殿上人殿ばら、たゆまずよるひるさぶらひ給、〈○中略〉はかなく月日もすぎて、ことかぎりあるにや、みかどおりさせ給とてのヽしる、安和二年八月十三日なり、御門おりさせ給ぬれば、東宮〈○円融〉位につかせ給ぬ、