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叢桂亭医事小言

驚風 馬脾風
驚風幾度も引つヾいて発するお慢驚風と雲て難治とす、其因は胎毒の塊と成て、不時に奔騰するものにて、この驚風の成長するまで治せざるに癲癇となるあり、癖になる気味にて少し熱有おも引付るあり、暴熱脈数心下悸真中にて、甚しきは驚風お発す、故に油断すべからず、