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本朝医談
古時なくて今ある病、はうさう、はしか、かさ、しつ、此四種はみな海外より伝へ来たると聞けり、戸令、悪疾染於人、故不可興人同床、今の梅瘡もこれに似たるなり、肥前瘡に二種あり、一は細に出て水なし、〈巣源土風逸風瘡の類歟〉一は大つぶにて膿あり、是楊梅瘡の類なり、〈唐土に雲、馬疥、〉応取か湿瘡付薬は、櫁の黒焼羊蹄根等なり、〈つくる時風呂に入〉