<!DOCTYPE html PUBLIC "-//W3C//DTD XHTML 1.1//EN" "http://www.w3.org/TR/xhtml11/DTD/xhtml11.dtd">
<html xmlns="http://www.w3.org/1999/xhtml" xml:lang="ja">
<head>
<meta http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset=UTF-16" />
<meta name="keywords" content="古事類苑,封禄部一,お聴す、平城天皇大同三年の太政官の奏文に、大同元年大納言已上職封復旧加畢の語あるに依れば、是より先に職封お減ぜし事のありしなり、是より後には減封お請ふ者頻に有りて、或は減半お請ふあり、或は減半お経たるの後に、更に減半お請ふあり、或は太政大臣にして左右大臣の封お得んと請ふあり、或は大納言にして中納言の封お得んと請ふあり、其中には允さるヽあり、允されざるあり、而して新に其官に昇りたる者は、必ず減半お請ふお以て故事とし、太政大臣も左右大臣の封お得るお以て例とせるが如し、拾芥抄お按ずるに、其数大に令式より減ぜり、何れの時に此の如く改まりたるにか、今知るべからざるなり、夫れ職封は固より官に因りて賜ふ所なれば、人に譲ることお得ず、其官に居れば必ず之お受くべし、而るに中世には、之お子女に割与する者あり、之お寺に施す者あり、身三台に居りて一戸の封なき者あり、亦以て世変お観るべし、猶ほ封戸総載篇、職田篇お参看すべし、,減職封,三代実録,三/清和">
<title>封禄部一|お聴す、平城天皇大同三年の太政官の奏文に、大同元年大納言已上職封復旧加畢の語あるに依れば、是より先に職封お減ぜし事のありしなり、是より後には減封お請ふ者頻に有りて、或は減半お請ふあり、或は減半お経たるの後に、更に減半お請ふあり、或は太政大臣にして左右大臣の封お得んと請ふあり、或は大納言にして中納言の封お得んと請ふあり、其中には允さるヽあり、允されざるあり、而して新に其官に昇りたる者は、必ず減半お請ふお以て故事とし、太政大臣も左右大臣の封お得るお以て例とせるが如し、拾芥抄お按ずるに、其数大に令式より減ぜり、何れの時に此の如く改まりたるにか、今知るべからざるなり、夫れ職封は固より官に因りて賜ふ所なれば、人に譲ることお得ず、其官に居れば必ず之お受くべし、而るに中世には、之お子女に割与する者あり、之お寺に施す者あり、身三台に居りて一戸の封なき者あり、亦以て世変お観るべし、猶ほ封戸総載篇、職田篇お参看すべし、|減職封</title>
</head>
<body bgcolor="MINTCREAM">
<div class="main">
<a href="https://shinku.nichibun.ac.jp/kojiruien/pdf/horo_1/horo_1_0035.pdf" target="_blank"><img src="https://ys.nichibun.ac.jp/KojiruienSearch/img/icon_pdf.gif">[p.0035]</a>
<div id="V">三代実録<br /></div>
<div id="N">三/清和<br /></div>
<div id="V">貞観元年七月十三日丙寅、詔、太政大臣〈○藤原良房〉禄法准左右大臣、並停資人帯刀等、縁太政大臣抗表苦請也、<br> ○按ずるに、良房、天安元年に太政大臣の封お辞し、左右大臣の封お得んと請ひて允お蒙れり、而るに是に至りて其禄法お左右大臣に准ぜしは、其間に太政大臣の封お受けたる事ありし力、或は新帝即位して、令に依り封お授けんとせしかど、固辞して受けざるお以て此詔ありしか、
</div>
</body>
</html>