明良帯録

続篇

御蔵奉行〈○註略〉
御勘定奉行支配にて浅草御蔵の米穀渡方、三季御切米之節、渡方お司る、御役料二百俵にて、手代並蔵番小揚の物等お指揮す、〈○中略〉
御切米手形改〈○註略〉
御勘定奉行支配にて、手代八人づヽ浅草御役宅に有、三季御切米手形案文押切て、引付直御証文、頭支配有之分は、新規御役被仰付節は、小普請組頭え昇り、夫々経昇して佐渡奉行に昇る、諸向より至るもの也、
○按ずるに、切米手形改は、或は書替奉行と雲ふ、事は官位部徳川氏職員切米手形改篇に在り、宜しく参看すべし、