勘契備忘記

中

元禄十一寅年
二条大坂在番〈並〉役人御切米皆米に而相渡候御書付
二条大坂在番之大番頭御番衆、〈並〉与力同心御合力米、近来米金両様に相渡候、向後先年之通、不残米に而相渡候、猶二条大坂定役之面々も右同前之事、
当時は米金両様に相成
寅八月
一二条在番之組頭共、此度御足高に准じ、御合力米も一倍被下置候儀に奉存候、
〈御附紙〉書面之通被下候間、〈○間疑旨誤〉大御番頭へ申渡候間、得其意可被談候、一大坂在番罷在候組頭共、交代近々に御座候得共、御合力米之増、日割お以も可被下哉と奉存候、
書面之通、在番罷在候組頭、当年より御足高六百石之積被下候間、大坂に而、当年請取候御合 力米者、御足高之割お以、一倍被下候間、大御番頭〈江〉可被談候、
右之通奉伺候、以上、
卯〈○元禄十二年〉七月 松平駿河守
二条大坂在番御合力米之御書付二条大坂在番之御番衆、在番中、当地に而、父之跡式被仰付候面々者、何月とても、父之跡式被仰付候時之前月迄、其身御切米高積御合力米相渡、父之跡式被仰付候月より、其高お以、御合力米可相渡事、
巳〈○元禄十四年〉七月