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分限御手当筋御書付留
寅〈○慶応二年〉十一月十七日、美濃守殿〈○老中稲葉正邦〉貞阿弥お以御渡.

御役扶持、御手当扶持被下之面々、是迄正米に而被下候得共、当分之内、三拾五石に付、代金弐百両之割合お以、御金に而被下候、猶高に付、御扶持方は、是迄之通、正米に而被下候間、向々へ可被達候事、