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倭訓栞
前編三十美
みけ 御饌又御食と書り、儀式帳に、朝乃大御饌、夕乃大御饌、中臣寿詞に、長御膳の遠御膳と見えたり、日本紀に、奠もよみ、神食おもよめり、儀式帳に、奈保良比歌に、さこくしろ五十鈴の宮に御気立と打なるひざは宮もとゞろに、と唱ふるみけも同義にや、