[p.0023]
永徳二年春日焼失記
一至徳元年十二月九日、若宮神主殿〈祐右〉の御宿所にて幕串おつくる、百卅本也、此時けんずい(○○○○)六升、御供二前、御奉行より大工に給る、一至徳二年二月十三日、御事始あり、其次第、先規のごとし、番匠方より三方の常住にけんずいあり、ふきの方よりも同じくあり、一同八月廿五日、米ぬりに、三方常住にけん水代、南北え六百文、若宮え二百文出候、