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貞丈雑記
六飲食
一糟雞の事、庭訓往来の、点心者水纎(すいせん)、温糟(うんぞう)、糟雞(そうけい)とあり、尺素往来にも砕蟾、糟雞とあり、そうけいのこしらへ様、前点式に雲、即劈蒟蒻以淡醤享者也雲々、此心は、こんにやくお切て、薄きたれみそにて煮たるおさうけいと雲也、〈右は明和四年金地院より、京都相尋し答也、〉