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山内料理書
一茶のこには、しほ〳〵しき物のこまやかなる物おせよ、これ第一習也、くわしとは飯已後まいるおいふ、ちやのことはてんしんのちまいるおいふ、されば点心已後の茶子なる故、しほ〳〵しくこまやかなる物用、ちやのこ ところ計はまいらせず、あめおばこかはらけにてしるあめおおく也、あめにてところさして御まいり在、のりあおかいしき在 ふかいしきすべしむすびこぶ五葉の枝につけ候、又時の花のえだにもつけ候、