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寛永行幸之記

供御御献立之次第 金御木具初献 こざし亀甲 御ざうに 御手塩 けづりもの二献 くらげ かいもり 御すい物 からすみ三献 壱つ物 鮒 七の御膳の次第御本膳(○○○) しほびき ふくめ 御やき物 あへまぜ 御湯漬 たこ おけ はし御二(○○) おんちん かまぼこ 御汁鯛 さめ くらげ 御しるあつめ御三(○○) はむ やき鳥 かいもり すし かぞう 御汁鶴〈ごぼう〉御与(○○) 〈まきするめからすみ さかびて 御汁〉御五(○○) 地紙寿盛 いか うろこ 魚桶三つ かざみ くもたこ きすご 御汁くゞひ御六(○○) すいま さゞい はい はまぐり しいたけ 御汁鯉御七(○○) ふなもり にし はもり 御汁鮒一こんに 御かはらけ物三つすへ 一ふの小ぐし 一うづら羽もり 一のし 両御所様 一うづら羽もり 一ふのこぐし 御菓子 かき あるへい かやざくろ のし 右は初日の供御なり、後日は七五三の供御なり、いろ〳〵しな〴〵の御献立どもあり、