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当流節用料理大全
頭書
鶏南蛮料理鶏毛お引、け焼おして羽お打、腹のざう物お取出し跡およく洗、中へ一餅米の粉〈一はい〉 一うるの粉〈一盃〉 一酒〈一はい〉 一す〈一盃〉 一醤油〈一はい〉 一味噌〈一盃〉此間へ大根かつお入、水はめしおたくかげん也、右の鳥お入、水お入、手お平にしておせば、水手くびまでつくかげんによし、扠水みなになり申まで食のごとくたき、にえつまりて後つかひ申候、鴨にても雁にても何鳥にても仕候、