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燕石雑志

関東方言稚児の物いひならふ時には、長きおば約ておしえ、短きおば重ねていはし、亦物お比喩して教るもあるべし、〈○中略〉あはせ物おおかず(○○○)といふは、数々ならべ居ればならん、又お菜(さい)ともいへり、これは菜蔬の義なるべきに、魚類もすべて菜といふは、ころゝ得がたし、