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枕草子
十二
いひにくきもの新殿おたてゝ東のたいだちたる屋おつくるとて、たくみどもいなみて物くふお、東おもてに出いて見れば、まづもてくるやおそきと、しる物とりてみなのみて、かはらけはついすへつゝ、つぎにあはせおみなくひつれば、おものは、ふようなめりと見るほどに、やがてこそうせにしか、二三人いたりしものみなさせしかば、たくみのさるなめりと思ふ也、あなもたいなのことゞもや、