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空穂物語
嵯峨の院二
山のほうしばら、わらはべいだして、おかしきかれきひろはせて、おまへにしろがねのまがりなどとりいでゝ、おものかしがせ、おまへのくちきにおいたるくさびらどもあつ物にさせ(○○○○○○○○○○○○)、にがたけなど、てうじてしろがねのかなまりにいれつゝまいれば、きみたちけうじつゝめしそへつゝまいる、