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大草殿より相伝之聞書
一さくらいりの事、先すましみそ一はいに、すめみそすえのかさ一つづつ合せて、能桜には、くろいか又はたこ川すゞき、これお用也、すりやう口伝、すひ口は、ゆのは、又は冬はさんせうのこ、こせうのこおも用也、又桜のつぼみお、花も同前さらのさきにかけて置なり、