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料理談合集
名目のやきものゝ部はまやき 土間へ瓦お立ならべ、鯛およくあらひ、土間へしほおあつく敷、上へ鯛お置、上より瓦おふたにして、跡先も瓦にてふさぎ、炭火お多くくわらの上よりかけて、むし焼にしてやき上、さてこてお火にやきて、かつ手よき所へやきめお付るなり、〈但しきうなる時は、大竹ぐしにさし、長ひばちのふちへ立かけてもやくなり、それはりやくしたるやきやうなり、〉