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大草家料理書
一のたあへ鱠は、酒のかすお能摺て、大豆の粉お入て、花鰹お摺てまぜて、魚に酢お掛てあへる也、何も万の魚も如此候也、又は大豆の粉なくば、けしか胡麻かお入て、糟と酢と酒にてあゆる、又ひとしほ青くするは青辛だて摺交り吉也、大魚は中うちお焼ても入吉事もあり、