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四条流庖丁書
当世引物と雲物お、腋の膳五の膳と心得給こそ不思儀なれ、飯参りて扠土器一に、皮いりにても何にても盛て参らするおば、一物と可申也、土器一に何にても盛て、御回りに計組て参するおば、引物と申也、若腋の膳五の膳などヽて参せば、御汁計にて御回りも数有べし、今は如此のさかいむさ〳〵にて其記なし、