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躾方明記

おさへの物と雲ふ事、台に盃は置ずして、色々肴お盛、箸お置出し申なり、肴の引様供饗のもの同前、常に肴お引候時、賞玩にて候へは、折供饗食籠いづれも肴の台共に持て参り、挟候て参候なり、同輩より以下へは台およするに不及、肴ばかりはさみて出し申ものなり、何れも時宜によるべし、