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屠竜工随筆
鰹ぶしお味に用る事、いつよりありつるともしらず、古へには沙汰もなきことなりけり、然而延喜式大膳式に、鰹の汁幾〓と出文、宇治拾遺物語に、みせんといふもの見えたるは、文字おいかに書とも知れざれども、事のさま、今いふ水出しの様におもはれたり、