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瓦礫雑考
二
飯漢土の飯は、こゝにて今たく飯と異りて、夜より米お水にひたし置て、明の朝甑にて蒸もの也、ここにて古の飯は強いひなりといへば、これまた漢土の如く蒸飯なるべし、〈○中略〉またこれおめしといふことは、御おしの約り也といへる説もあれど、こはたゞ聞しめすなどのめしにて、めし物といふ意なるべし、