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空穂物語
嵯峨の院二
おまへにしろかねのまがりなどとりいでゝ、おものかしがせ、おまへのくちきにおひたるくさひらども、あつい物にせさせ、にがたけなどてうじて、しろかねのかなまりにいれつゝまいれば、〈○下略〉