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徳用食鏡
碗豆飯碗豆は五月時分ならば、生豆お用ふれども、時節おくれては、乾きたる豆なれば、二日ほど水にひたし置、水にてよく焚て、塩お合せて飯お焚あげ、じや〳〵時分に入、しばらくむらして、かきまぜ食すべし、生の時は、米とかきまぜ、塩お入、焚あげまぜて食する也、