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大和本草

荷葉飯東垣曰、張潔古枳朮丸用荷葉、裹焼飯為丸と、其余の後人の書にも別に法あり、正伝枳朮丸方後にも法あり、荷葉乾者亦可と雲へり、近法陳倉米の末に荷葉お引さきて加へ、なべに水およきほどに入、米粉と荷葉お煮て糊とし、荷葉のにえはなに早く火お去り、荷葉お去て、粉の稠希よきほどにして薬お和し丸す、此法荷葉の気味全くして不散して最よし、荷葉お久しく煮過したるは、気味全からずあしヽ、茶のにえばなお好とするが如くすべし、