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料理調法集

食之湯一飯おうつし取たる釜へ水お入、能煮かへらして出すべし、焼しほ少々入たるもよし、同一飯お常よりこわく焚て、能水にて洗、日に能干、いりて湯のたぎりたる中へ入れば、湯出候時、器の内に浮て有也、同一常の飯のこげお取、又よく焙りて入、湯お能煮立て出すなり、同一清水米、南部あられお煎て、湯に入たるもよし、此類何も会席物好による也、式正にはあらざるなり、