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大神宮儀式解
二十
裹飯は都々美伊比とよむべし、右官人已上の徒已下鳥子名等の中、長なるものは右折櫃、いやしきものには、櫃にも笥にも不盛て、柏に飯おつゝみて充るなるべし、今世御田祭の時、御田作丁の料の柏包飯とひとしきものならん、貞観二年記五月櫃飯四十合、笥飯五百合、裹飯一万六千九百六十枚、大炊式松尾祭料雲々、裹飯百廿口と見ゆ、